富豪の庭園をめぐる人々の愛憎劇を美しい詩的な映像で綴ったサスペンス・ロマン。監督は「リバー・ランズ・スルー・イット」でアカデミー撮影賞を受賞した撮影監督フィリップ・ルスローで、彼の監督デビュー作。脚本はティム・ローズ・プライス。撮影はジャン=フランソワ・ロバン。音楽はゴラン・ブレゴヴィッチ。
監督:フィリップ・ルスロー
出演:ユアン・マクレガー、グレタ・スカッキ、ピート・ポスルスウェイト
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The Serpent’s Kiss (1997) / 悪魔のくちづけのあらすじ
17世紀末の英国の領主トーマス・スミザース(ピート・ポスルスウェイト)は自らの裕福さを誇示し、妻ジュリアナ(グレタ・スカッキ)をときめかせるために、広大なオランダ式庭園を作ろうと決意した。 若い庭園デザイナーのミニア・クローム(ユアン・マクレガー)が雇われ、ジュリアナは彼に興味を抱くが、クローム本人は夫妻の娘であるテア(カルメン・チャップリン)に惹かれていた。
そこへジュリアナのかつての恋人でトーマスのいとこであるフィッツモリス(リチャード・E・グラント)が造園計画に参加するために彼らの元を訪れ、凶兆を予知する能力を持つクロームを利用し、トーマスを陥れるべく策を練りだした。
造園計画が進む中、真実を知るクロームを殺そうとフィッツモリスは嗅ぎタバコに毒を入れるが、暗殺に失敗し、フィッツモリス自身が毒に死ぬ結果となった。
そして、庭園は無事完成し、夫婦のきずなも元通りになり、真相を明かしたクロームは晴れてテアと恋仲になり、愛読していたアンドルー・マーヴェル(Andrew Marvell)の詩集を投げ去るのであった
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